四方宏明の“音楽世界旅行”〜Around the world

世界中のテクノポップ〜ニューウェイヴ系音楽を紹介。

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ヴァネッサ・パラディ(Vanessa Paradis)の「Joe Le Taxi」は、なかなか突っ込みがいある曲なので、続編です。前回紹介した日本人以外にも、Stereo Total(ドイツ・フランス)、Auria Pozzi(ドイツ)などがカヴァーしていますが、ここで3カ国の聴き慣れないカヴァーを紹介します。

先ずは、香港のプリシラ・チャン(陈慧娴)による中国語のカヴァー。彼女は日本で80年代にデビューしましたから、知っている人もいるかもしれません。



次はブラジルのAngelicaによるポルトガル語カヴァー「Vou de Taxi」。彼女、TVパーソナリティとしてもブラジルでは有名だそうですが、ロリータ光線が出ています(この時点で15歳くらい)。



最後に紹介するのは、ロシアのCatalina。ヴァネッサのオリジナルでは、タクシー運転手はあくまでもJoe。Joeは、パリで働くアフリカ系で、いつかアマゾンに行く事を夢見ている(だから、夢見るジョー?)。でも、このPVで運転しているのは、Catalina! Joeに似た人は、何故か後部座席???



joeletaxi-catalina



では、引き続きフレンチロリータ特集です。00年代のフレンチロリータと言えば、アリゼ(Alizee)、80年代後半ではヴァネッサ・パラディ(Vanessa Paradis)が代表的。

ロリータ系の場合、じんわりと人気が出るというよりも、ロリータ度マックスのデビュー曲で一気に人気が出るパターンが普通です。アリゼもそうでしたが、ヴァネッサも。1987年、ヴァネッサのデビュー曲「夢見るジョー(Joe Le Taxi)」は、フランスで11週連続1位を記録しました。この曲は、基本レゲエですが、見事にシャンソン化され、イントロから鳥肌が立ちます。



Joe le taxi (1987) / Vinyl Maxi Single [Vinyl 12'']Joe le taxi (1987) / Vinyl Maxi Single [Vinyl 12'']
アーティスト:Vanessa Paradis
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そんな名曲ですから、フランス語圏以外でも当然カヴァー曲が存在します。日本人では、戸川純、元芸者さんの花代(Hanayo)、immiがカヴァーしています。Hanayoのカヴァーは、00年代のエレクトロクラッシュ系のコンピなんかにも入っており、ドイツなどでリリースされました。ジャケも攻撃的。



hanayo-joeletaxi

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